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2024.06.21

6/28より「白い黒 黒い白」を開催

2024年6月28日(金)よりcassetteにて、佐藤誠高 個展「白い黒 黒い白」を開催いたします。

佐藤誠高は、クローズアップされた人物の顔や植物を鉛筆で極めて写実的に描き、その上からアクリル絵具による抽象的な筆致で塗り潰す作品で注目されています。

特に、雄弁な“目”や“花弁”を絵具で覆うことで、その奥にモチーフの隠し持つリアリティを追求しています。佐藤にとって物事の”表と裏”その境界線上で保たれる危うさにこそリアルな美しさが宿っているという心緒を完成まで膨大な時間を要する作品から感受していただければ幸いです。

本展では、ペインティングに加え、自身が作品の中に入り込めるようなミラー作品も展示いたします。福岡・九州では初の展覧会となりますので、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

【作家コメント】
人は見たいと思う現実しか見ていない。
それは見ないようにしているところにある事実を置き去り、或いは湾曲させ空想の世界に浸ることになります。
複雑に絡み合う現実を偏った視点からだけでなく多面的、重層的に見ることで事実が明らかとなり「確からしさ」が生まれます。

Naritaka Satoh Solo Exhibition
「白い黒 黒い白」
会期:2024年6月28日[金]-7月28日[日]
時間:11:00〜19:00
会場:cassette
住所:福岡市中央区唐人町1-2-8
定休日:水曜
協力:SCÈNE
※初日はオープニングイベントをcassetteにて開催します。
6月28日(金)17:00〜20:00 どなたでもご入場可能です。(アーティスト在廊いたします)


Profile

佐藤誠高
1980年  愛知県生まれ
2006年  東京藝術大学美術学部デザイン科卒業
2008年  同大学大学院美術研究科デザイン専攻修了

写真と見間違えるほどの緻密な描写のドローイングに、抽象的なマチエールを重ね融合した肖像画や静物画を発表。その確かな技力が生み出す存在感ある作品が国内外から熱い支持と注目を集めている。

個展
2007年
「ニュートラル グレイ」スパイラル、東京
2009年 
「移植ベビー」Frantic Gallery、東京
2019年 
「DUAL」みんなのギャラリー、東京
「表面、真實之離散 / Incoherence between surface, truthfulness and reality」 Hiro Hiro Art Space、台北
2020年
「佐藤誠高 作品展」みんなのギャラリー、東京
2021年
「Dancing on the Edge」 SCÈNE、東京
「RAW」 Hiro Hiro Art Space 、台北
2022年
「Show Case」 SCÈNE、東京
「REVEAL」GR Gallery、ニューヨーク
2024年
「Reality -Dancing on the Edge-」銀座 蔦屋書店、東京

主なグループ展、アートフェア
2017年
「Independent TOKYO」ヒューリックホール、東京
「Independent New York」Ashok Jain Gallery、ニューヨーク
2018年
「Art Stage Singapore 2018」Marina Bay Sands、シンガポール
「Forsaking Pop : A New Art Generation from Japan」WhiteBox、ニューヨーク
「#日救星 / This makes may day」Hiro Hiro Art Space、台北
2020年
「ONE ART Taipei 2020 藝術台北」The Sherwood Taipei、台北
2024年
「Palm Beach Modern + Contemporary」Palm Beach County Convention Center、フロリダ

会場では、本年1月に発売した佐藤の作品集が再販されます。

Reality -Dancing on the Edge-

本作品集は、多くのコレクターが新作を待つ寡作の画家・佐藤誠高の作品をまとめて堪能できる貴重な1冊となっています。72点の絵画、立体作品の写真のほか、気鋭の美術批評家・山本浩貴(中公新書『現代美術史』ほか)による論考原稿を収録し、彼の描く「美」とは何かを読み解きます。

発 行|カルチュア・コンビニエンス・クラブ
発 売|美術出版社
価 格|7,500 円+税
発売日|2024年1月26日(金)
仕 様|156ページ、 B4 変形

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