
「 Ceramics Index 01 」
Ceramics Indexは、陶芸における多様な表現を記録し、蓄積していくシリーズです。
本展では、4名の作家によるオブジェクト作品を中心に、素材への向き合い方や造形の違いから立ち現れる、それぞれの表現の幅に焦点を当てます。
器という機能から距離を置くことで見えてくる、フォルム、質感、量感、そして空間の中での存在感。
陶という素材がひらく多様な表現を通して、現代陶芸の現在地と、その先に広がる可能性を紹介します。
※初日10月2日(金) 17:00〜20:00にオープニングイベントを開催いたします。どなたでもご来場いただけます。
出展作家|
・山本雅彦 @masayama.kai
・山田由起子 @yy_pottery
・小山暁子 @akikokoyama.japan
・wangyue @ouetsu_ceramic_art
Ceramics Index 01
会期|2026年10月2日(金) – 11月1日(日)
時間|11:00 – 19:00
会場|cassette ( @cassette_fukuoka )
住所|福岡市中央区唐人町1-2-8
定休日|水曜
Curatorial support : Yuki Morita @ruulux_pottery
山本雅彦|Masahiko Yamamoto
1981年、奈良県高取町生まれ。陶工学校に半年ほど通った後、
陶芸家・村田森氏のもとで学ぶ。2007年に独立し、現在は奈良県曽爾村を
拠点に制作している。
土や火、そして自然から得られる素材と向き合いながら、
それをひとつの出発点として、深く広がる表現を探り続けている。
制作において大切なのは、形をつくることだけではない。
自身が感じてきたことや記憶、自然との関わり、そして時間の経過といった
目には見えないものを、土の中にどのように刻み込むことができるのか。
土と火が作用し合うことで生まれる偶然や変化を受け入れながら、
作品と対峙している。
表面に現れる紋様や、焼成によって残された痕跡は、単なる装飾ではなく、
そこに過ぎた時間や自然との接点を感じさせるものでもある。
そうした痕跡を重ねながら、静かな造形の中に生命の気配を宿すこと。
それが、ひとつの核となっている。
山田由起子|Yukico Yamada
丹波を拠点に活動する陶芸家。自身の体験から表現の場を求め、
陶芸の道へ。音や光、風、湿気、匂い、触れたときの感触など、
日常の中にありながら目には見えないものから着想を得て表現している。
器や花器、照明などを手がけ、その造形には、空間や暮らしとの関係を
意識した静かな佇まいが感じられる。身近な自然現象をすくい上げ、
陶という素材を通してかたちにし伝えている。
小山暁子 | Akiko Koyama
1980年、東京生まれ。女子美術大学工芸学科で陶芸を学び、
同大学大学院で陶造形を専攻。修了後は陶芸家・伊集院真理子に師事し、
大学での教育にも携わりながら、作家として制作を続けてきた。
陶という素材が持つ、土の質感や焼成による変化に向き合いながら、
静かでありながら存在感のある造形を生み出している。
日々の暮らしの中に置かれることで、
その表情がゆっくりと感じられるような作品を制作している。
王悦|WANG YUE
中国出身。景徳鎮陶磁大学で陶芸を学び、女子美術大学大学院で
工芸(陶)を専攻。「侵食」を制作のテーマとし、自然現象による
物質の変化だけでなく、時間や環境の中で人の生活や感覚が
変容していく過程にも関心を持っている。
陶土が成形、乾燥、焼成の過程で受ける変化や、そこに生じるひび割れ、
歪み、釉薬のにじみなどを痕跡として捉え、時間の経過によって
形成される層や、変化の中に生まれる秩序を表現している。
素材そのものが変化していく過程を作品の一部として捉えながら、
侵食と変化の中で形づくられる新たな均衡を探っている。

